「スローフード」とは、単に時間をかけて食べるのではなく、普段口に運んでいるものを一度じっくり見つめ直すことで、素材や料理について考えたり食事を共にする人と のつながりを見直してみる事。
食べることは、単に身体に栄養を取り込むだけの作業ではありません。人と人、人と自然の関わりの根底にあるものが「食」で す。
「食」は人間が生きていく上で最も重要な事の一つで、中でも和食は健康に良いもので最大の贅沢だと私達は考えます。
鰹節を取り巻く環境も一昔前と比べると大きく変わりました。だしを鰹節からとる家庭は少なくなり、だしの素、液体つゆ、だし入り味噌などの商品の利用が多くなりました。
このように簡単、便利、手間いらずな調理スタイルが主流となった結果、最近の子どもたちは繊細な味覚を失い、肥満などの現代病が蔓延しているようです。
しかし一方では、本来の豊かな食を楽しみ、さらには食を通じて人の生き方や、社会のあり方についても見直そうという「ス ローフード」運動や「食育」が提唱されています。
(福井県在住 Oさん)
(大阪府在住 Aさん)