鰹節でスローフードを楽しもう!
スローフードを楽しもう
シンプルで最高の朝食
「スローフード」とは、単に時間をかけて食べるのではなく、普段口に運んでいるものを一度じっくり見つめ直すことで、素材や料理について考えたり食事を共にする人と のつながりを見直してみる事。
食べることは、単に身体に栄養を取り込むだけの作業ではありません。人と人、人と自然の関わりの根底にあるものが「食」で す。
「食」は人間が生きていく上で最も重要な事の一つで、中でも和食は健康に良いもので最大の贅沢だと私達は考えます。
鰹節を取り巻く環境も一昔前と比べると大きく変わりました。だしを鰹節からとる家庭は少なくなり、だしの素、液体つゆ、だし入り味噌などの商品の利用が多くなりました。
このように簡単、便利、手間いらずな調理スタイルが主流となった結果、最近の子どもたちは繊細な味覚を失い、肥満などの現代病が蔓延しているようです。
しかし一方では、本来の豊かな食を楽しみ、さらには食を通じて人の生き方や、社会のあり方についても見直そうという「ス ローフード」運動や「食育」が提唱されています。
- スローライフにあこがれて、みんなと楽しく、ゆっくりと時間を かけて食事したいと思ってます。まずはお味噌汁の御出しから自分でつくる。
それも鰹節を鰹節削り器で削って作った鰹を メインで。昨日から始めたばかりです。
まずは削り方が下手なので、その練習からです。(福井県在住 Oさん)
- 鰹節削り器の下の引き出しにいっぱい貯まるのがうれしく て、いつも削りすぎます。
子どもたちも真似して削りたがり、さらにいっぱいになります。
冷奴やおひたしなど贅沢に 利用してます。(大阪府在住 Aさん)
- 削りたての鰹節は香りと旨味が非常に良いですが、そのままにしておくと徐々に香りと風味が損なわれていきます。
お料理やお召 し上がりの直前に削るのがコツです。薬味などで使用する場合、必要な分量だけを削るようにしましょう。
- 枯節の表面には、熟成のためにカビが人工的につけられています。気になる方は、固く絞った濡れふきんで拭き取るか、ブラシなどで払い除いてください。鰹節は水にぬれると風味が落ちやすくなり ます。丸洗いなどはしないでください。
- 鰹節には節の目があり、これを無視して逆目(反対側)から削ると、きれいに削れずに粉になってしまいます。一般的なかつお枯れ節の場合、尾側に皮を残してあります。また、頭側は上図の様に独特の形状をしています。
- 鰹節の尾側をななめ前に立てて、刃にやや押し付けながら押し出すように削っていきます。このとき皮の付いている面が側面にくるように握ってください。こうすると鰹節の目に合いやすくなります。
- 頭、尾の向きが合っていても、脂肪や血合いの多い部分は削りにくくなったり、ぼろぼろと粉になりやすくなるので注意してください。身の部分がうまく削れ出すとカシュッカシュッと軽く高い音が出るようになります。
- 一般的には押して削るほうが力も入れやすく削りやすいですが、鰹節が小さくなって削りにくい場合や、押して削るのがどうしても苦手という方には、引いて削るのをおすすめします。引き削りの場合は、削り手の立ち位置が逆になります 。
- 削りはじめの鰹節は削れる面が狭いため、どうしても粉のように細かく削れてしまいますが、削っていくにしたがって面が広くなり、削り節も大きく削れます。 削り節が極端に丸まってしまう場合は、かんなの刃が出すぎている可能性があります。
- 冷蔵庫の中や冬場などは空気が乾いていて、鰹節も必要以上に乾燥してしまうことがあります。すると鰹節が硬くなり、とても削りにくくなります。そういうときは、ガスコンロなどで削り面を軽く温めると軟らかくなり、削りやすくなります。
しっとり鰹スライスと巻く簡単ミニのり巻き
- 2019.04.02
- 09:37